お客様のどのようなこだわりも、可能な限り実現して参りたいと考えております。

 

                     平成27年6月 吉日    株式会社Asli 代表取締役 大場 裕

 弊社は今年、おかげさまで創業から12年目を迎えさせていただくことが出来ました。これはひとえに、お客様からの暖かいご支援があればこそと心から感謝申し上げる次第です。

 「12年」と言葉で言うのは簡単ですが、本当に長く辛いことばかりの12年間でした。ここで簡単に、今までの流れを振り返ってみたいと思います。

 バリ島との接点は、サラリーマン時代の10年勤続休暇で、出来たばかりのフォーシーズン・ジンバランに宿泊したことがきっかけでした。

 どこかエキゾチックで、謎めいた雰囲気のこの島にすっかり魅了されてしまい、夫婦で毎年のように訪問するようになってしまいました。(初めの頃だけが高級なホテルで、あとは徐々に割安なホテルになってしまいましたが・・・・)

何度も旅行に行っていると、それだけでは飽き足らず、自宅もバリ風にしたくなるのが人情だと思います。関東近郊のバリ家具屋さんはすべて回ってみて、いくつか家具も購入致しました。ただ、やはりなかなか気に入るような物は見つかりませんでした。

 ちょうどその頃、サラリーマンをやめて独立したこともあり、「気に入る物がないなら、自分たちで作ってしまおう・・・」ということになり、あまり深く考えず、家具の会社を立ち上げてしまいました。

 

この時は、これがどれほど大変なことか、全く考えておりませんでした。妻はもともと建築に興味を持っており、将来的には建築とのコラボを念頭に「インテリア・コーディネーター」の資格を取得致しました。創業当初は自宅を改装し、「予約制のショールーム」としておりました。この頃家具をお求め頂きましたお客様が、今でも時々店舗にご来店頂きます。苦労は多かったものの、弊社は本当にお客様には恵まれておりました。

 

 話をもとに戻しますが、2003年の秋に試作を開始し、初めてのコンテナが入荷したのが翌年の正月明けでした。どの家具もまずますの出来映え・・・当たり前です!現地に夫婦で赴き、現物をチェックしているのですから。ただ、喜んでいたのは数日で、真冬のもっとも乾燥している時期でもあり、それから数週間のうちにほとんどの家具に異変(?)が現れてしまいました。

横浜・本牧店

木材の乾燥不足が原因で、割れや反りが生じてしまったのでした。この辺りは完全に勉強不足でした。「反り止め」などといった技法があることは認識しておりましたが、どの程度対策を行うべきかなど、全くデータはなく、完全に手探りの状況でした。

 作っては壊れ、また作る・・・・を繰り返し、徐々にですがノウハウも蓄積してきました。自宅=予約制のショールームでのお客様の反応もよく、常設の店舗を・・・・ということで、2005年の秋に横浜の本牧に店舗を構えました。

 同様の店舗があまりなかったからか、オープン時からかなりのお客様にご来店を頂きました。丸型のテーブルをメインにしたコンセプトは間違いではなかったのだと思います。(ちなみに、社名のラウンドワンは、「丸型のテーブルで一番の品揃えを目指したい・・」との思いで命名致しました)特に140センチ以上の大型の丸テーブルのオーダーが多かったように記憶しております。

 ただ、オーダーは頂いたものの、まだまだ製品の完成度は十分とは言えませんでした。製品ごとに品質のバラつきがあり、時には天板が割れてしまうこともありました。そのようなお客様に対しては、もちろん作り直しをさせて頂きました。作り直したテーブルがまた割れる・・・などといったことも何度か発生致しました。この頃は、電話のベルが鳴るたびに、夫婦ともに緊張してしまうような有様でした。今だからお話させて頂きますが、妻はこの頃、円形脱毛症に悩まされていました。相当の心労であったのだと思います。

 

 無垢材家具の難しさは、本当に想像を絶するものでした。仮説と検証を何度となく繰り返しましたが、すぐに結果がわかるわけではなく、効果の検証には1年以上の時間が必要な場合もありました。また、割れや反りの問題だけではなく、「バリ人のおおらかさ」が頭痛の種でした。

 

 皆さんもよくご存知の通り、バリ人はなんでも「大丈夫!大丈夫!」で片づけてしまいます。家具のオーダーにご来店いただくお客様は、本当にこまかな部分にまでこだわりをお持ちの方がほとんどであり、ちょっとしたこと(たとえば取っ手の取り付けの位置とか・・)でも大変気にされます。日本人のこのようなこだわりは彼らには全く理解できなかったのだと思います。創業から3年程度は常にクレームへの対応に追われていました。

 

 日本式の管理技法を採り入れてみたり、優秀なスタッフだけを集めて自社管理工場を作ってみたり、とにかく思いつくことはなんでも実施してみました。月に1度程度インドネシアの工場に出張していた時期もありました。ある程度安心して出荷できるまでになるには、5年程度の時間が経過していました。

 

 ようやく良い製品が作れるようになってきたし、さあこれから頑張るぞーと思っていた矢先に発生したのが例の「リーマンショック」です。それまで順調に頂いていたオーダーが突然、ピタリととまってしまいました。「オーダー家具は欲しいものの、どうしても必要なものではないので、今は手ごろな価格の既製品を・・・」という方が多かったのだと思います。このままでは事業の継続は困難・・との考えで、本牧店を閉鎖し、既製品のアウトレットを中心にした木更津店を2008年秋にオープン致しました。

 さまざまな種類の製品を取り揃えて、トータルコーディネイトができるように・・・量産化により、価格は極力抑えて・・・とのコンセプトでした。この頃は製品の品質も安定し、本牧時代の高価なオーダー品よりも良い製品が安くご提供できるようになりました。当初はオーダーの受付はしない方針でしたが、やはりオーダーをしたいというお客様が多かったのも事実です。1年程度経過した頃には、本牧時代と同様、オーダーを受け付けるように変更致しました。2年後くらいからは、9割程度の売上がオーダーメードになっておりました。

 

 木更津店は130坪程度あり、いろいろな製品をご覧いただけるのが良い点です。ただ、広い分、空調の設備がないため、夏は暑く、冬は寒い・・・という状況でした。家具のオーダーメイドが中心の会社ですから、もっと快適に打ち合わせが出来るスペースを・・・ということで、2014年の7月に青山店をオープンさせて頂きました。

木更津店

青山店

青山店は「南青山7丁目バス停」が目の前で、バスを利用しご来店頂く場合には大変便利な場所でした。ただし、専用の駐車場はなく、お車でご来店頂く場合には近隣のコインパーキングに停めて頂くしかありませんでした。

探せば安いところもあるのですが、それでもちょっと停めただけで直ぐに2~3千円になってしまいます。

もともと家具店は家族でご来店頂く場合が多く、やはりバスよりも車をご利用になられるお客様が圧倒的に多かったのも事実です。そのようなお客様からは敬遠されてしまったのかもしれません。(従来のお店に比べ、ご家族でご来店頂くお客様が減少してしまいました)

 

 また、青山店は、3階建ての一棟のビルで、フロアは3つに分かれておりました。主要な家具は展示しておりましたが、やはり決して広いスペースではなく、サイズの異なる製品などは展示出来ませんでした。青山店にご来店頂いたお客様が、再度、木更津店にご来店頂く・・・というケースもよくございました。(ご購入頂いた半数以上のお客様がこのような行動をとられておりました)

 

 「お客様のために快適な打ち合わせスペースを・・」との意識で青山店をオープンさせて頂きましたが、結果的にお客様には喜んで頂けなかったようです。「望まれていない部分にコストをかけるのは問題・・」との思いで、2015年2月20日に青山店を閉店させて頂きました。

 「しばらくは、従来からの木更津店だけに戻して・・」と考えておりましたが、春一番によって砂ぼこりの舞う店舗は、やはり家具のオーダーにご来店頂く場所としてはどうかと思いました。

 

 「ご自宅に居るように、くつろいで頂きながら家具のオーダーに関するご相談が出来る場所はないだろうか?・・・」ということで、再度店舗を探している時に、偶然見つけたのが横浜・山手店です。

 

 横浜・山手店は、山手本通りに面するマンションの1階ですが、住宅地のため、非常に落ち着いた空間と言えます。3面が緑に囲まれており、本当にリラックスできます。ある意味、青山店とは対極にあるお店です。

横浜・山手店

 山手本通りは、景観に関する規制が非常に厳しい場所で、飲料の自販機にも茶色のカバーが掛けられております。(コインパーキングの看板なども、グリーンを基調とした特別仕様!です)

 

 イタリア山庭園からも徒歩3分程度で、横浜の観光スポットの中心に位置しております。元町でのショッピングや、中華街でのお食事を兼ねてお立ち寄り頂ける場所となっております。

 

 目的を持ってご来店頂くお客様に、快適に過ごして頂けるよう、あえて靴を脱いで頂くスタイルと致しました。ぜひ長居をして頂けたら幸甚です。

横浜・山手店

  アジアン家具のオーダーメード(フルオーダーメード)を扱っている店は非常に少ないと思います。オーダーメードどころか、チークやマホガニーの本格的な家具を扱っている業者もほとんどなくなってしまいました。イケアやニトリばかりがもてはやされるのはどう考えてもおかしいと思うのですが、高級志向のお客様はカッシーナなどのブランド家具、それほどこだわらないお客様はニトリやイケアで家具を購入する・・・というのが実態のようです。

 

 ただ、ご来店頂いたお客様から、「ようやく探し求めていた家具に出会えました」とお礼を言って頂く事も多く、感謝のお言葉を頂くたびに、「もっと頑張らねば・・」と気持ちを新たにしている次第です。

 

 この業界では最も古い企業になってきたかと思います。永年、オーダー家具を作り続けてきましたので、デザインのバリエーションなどもどこにも負けないと自負いたしております。ただ、進化し続けない限り、生き残って行くことは出来ません。今後も新しい事に今まで以上に取り組んで参りたいと思います。今後とも「アジアンオーダー家具のAsli」「バリ島家具のラウンドワン」をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

                                         株式会社Asli 代表取締役 大場 裕

 

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